祈り

言葉に出来ません。
あまり情報がないので詳しい様子はわからないのですが、
その被害の大きさ、これからのことを考えると、ただ祈るしかありません。
そこに物資が送れないのなら、そこから安全な場所に移す手段を考えたほうがいいのではないかと思ってしまいます。
全ての人に暖かい太陽の光が届きますように。

シヴァ・ラートリー

3月に入ってすぐに、ヒンドゥーの神様シヴァのお祭がありました。

わかりますか?
手前の黒い影、すごい人ごみなんです。
ここはパシュパティナート。
前にもご紹介したことがありますが、インド、ネパール最大のシヴァを祀る寺院です。
インドからも参拝客が押し寄せ、このシヴァ・ラートリーをまたぐ前後は夜も人が途絶えません。

ヒンドゥー教徒以外は本殿に入れません。
が、この周りを歩き回るだけで充分にその気にあてられます。

ババジー。サドゥー。
本来の意味では修道者とでもいうのでしょうか、世俗の生活を捨て聖なる道を求める人達。
このババジーがもうわんさと詰め掛けていて、ババ大博覧会です。

シヴァのように髪を長く伸ばし、額にはシヴァの象徴である第3の目を描き、身体には灰を塗り、シヴァ降臨を祝い盛大に炊かれる梵で目を充血させ・・・。
思うんですけどね、やっぱインド、ネパールってすごいや。
聖なる人達が(中には偽モンもおりますが)、そのまま受け入れられているという事実!
で、やっぱりシヴァって人気あんだなぁ〜。
この有難いパシュパティの門前町からプラサードをお届けしています。
どうぞ気になる方はマライカまで!
シヴァ・シャクティ(パワー)をもらっちゃおうぜい!!

ずんどこヒマラヤ日記

さて〜歩き始めて3日目に突入〜。


誰もいない雪道をざくざくと進みます。
空は青よりも濃い青。
今日は最終目的地キャンジングンパまで。

こんな荒涼とした大地にもチベットの人々の暮らし。
絶対に嫁にはいけません。
もらってくれればの話ですが〜。
ちなみにチベット人のパサン君、私を見て、
「18歳?え、もっと上?じゃ22歳!」
お〜、ええ子やのう。
君にはきっとええ嫁がくるじゃろうて。
私は、爽やかにシャンプーの香りを漂わせながら22歳ということにしておきました。
シャンプーなんて山に入ってからカトマンズに戻るまでしてないけどさ〜。
身体も洗ってないし、着替えもしてないけどさ〜。
でも大丈夫。臭くないから!
そんな問題かどうかは別にして、話もそれてしまいましたが、
段々と私の足取りは重く、ちょっと歩いては立ち止まり息を整え、しまいには座って休憩するまでになってしまいました。
これはヤバイ・・・。
とにかく何も食べれないので、このなだらかな道でさえ息が上がる始末。
アメちゃんを口に入れ、雪を食べ、休み休み進みます。
いつもなら相方が休憩しているところで合流できるのですが、
この日はお茶屋もなく、いつもでたっても相方の姿は見えず・・・。
もしかしてここは8000Mクラスのヒマラヤで、見事登頂のあかつきには「がー(無線の音)、ただいま無事登頂いたしました!がー、皆様のご支援のおかげです。ありがとうございます!がー。」
なんてことにいつのまにかなってるのではないか!?
なってません。
風が冷たくなってきた頃、ようやく相方と合流。
なんと1時間も待っていてくれたようで、さすがに不安になってたらしい。
この先キャンジングンパまでどのくらいあるのかわからないけど、相方が先に行って馬を呼んでくる作戦に変更。
私も馬と合流するべくじんわりと進んでいきます。
も、限界っす。
でも歩かなきゃ着かないわけで・・・。
向こうから人が来ました〜。
馬おらんし。
それでもほっと一安心。
その日投宿する宿のお兄さんでした。
荷物を持ってもらってあと30分くらいという言葉を頼りに牛の歩み。
それでも1時間くらいかかったんじゃないでしょうか。
長かったー。果てしなく長かったー。
そんなこんなで日も傾きかけた頃ようやく到着。

も、死ぬかと思ったし。
でもこの景色、神々の座ヒマラヤの懐にがっつり抱かれてしまうと、
今までのきつさはなんのその。

この笑顔が全てを物語ってるでしょ?
絶対また来るし!
ありがと〜ヒマラヤ!
ありがと〜アヤちゃん!
ありがと〜私をここまで導いてくれたすべてのものに!
ありがと〜すべての存在に!

感謝