わからない〜、
なんて言ってもなんにも始まらない。
で、これが何かと申しますと、
お寺に御参りする際のお供えセットですね。
写真に写っている紐、わかりますか?
こちらもう店頭に並んでいるでしょうか?
プラサード。
御参りして神様の足元に触れたこの紐は、神様のパワー、ご加護を受けたものとして、持ち帰り家族や自分も肌身離さず身に着けるようです。
プラサードは甘いお菓子だったり、花びらだったりもします。
神様からのギフトですね。
私達が神社でお守りを買うのと同じようなものでしょうか?
とにかくこの国は人間よりも神様が多いといわれているくらいですので、
お寺や祠、またただの石かと思えばそれも神様だったり、菩提樹自体が信仰の対象だったりとまっこと神関係に関してはにぎやかです。
そして、お寺の前を通る時には、パンクな兄ちゃんも(イマセンガ)、丸の内風OLも(シリマセンガ)、お祈りをします。
人が祈る姿は美しいです。
この美しい姿を見れば、ネパール人は信仰深く、真摯な人達であろうと・・・。
もちろんその通りなんですが、
明日死んじゃうかもしれないから先の事は深く考えない。
でもローンは組んじゃう。
忙しい=かわいそう。
こんなラテン気質も。
深い、深いよネパール人。
宵越しの金は持たねえぜ主義のワタクシでさえ、1000万の預金があるというのに。
・・・ウソです、ごめんなさい。
まぁお腹いっぱい食べれる、ということが大きいかと。
しかも自分の国で全て賄える。
それってすごく幸せなことですもんねぇ。
やっぱりネパール人の心、わかるようでまだまだ・・・。
だってまだ皆が食べるご飯の量についていけないし。
このプラサードを売っていたお姉ちゃん達に写真撮らせてとお願いすると、
やっだー、恥ずかしい〜と大爆笑で。
ご飯、たくさん食べてそうですね。健康1番!
なにが幸せか、なにをして自分の人生を送ったらいいのか、
あんまり悩まずにありのままで暮らす人々がネパールの人なのかもしれません。
それはなにが幸せか知っているからなんでしょうね。
こんな幸せの形も。
けだるい昼下がり、おじさんと子猫とワンコと。
プラサード、どうぞ皆さんにもこの国の神々のご加護が届きますように。