バンダ突入!その1

この日は朝から不穏な空気でした。


・・・メーデー前日、町を練り歩くティミ(近郊の村)の人々。
ま、これは陶芸の盛んなティミのフェスティバルだったようですが、
えっっっらい長い行列でして、おかげさまでこんな渋滞。

ちょうど朝の通勤時間帯のことでございました。
何が不穏かと言いますと、
翌日5月1日メーデーより、ネパール全土強制ゼネスト・バンダに突入!
バンダ、名前は一見するとパンダのようで可愛らしいのですがなんのなんの。
ストライキです、全〜部。やってるのは公的機関のみ。
お店も交通機関も全てクローズ。
ネパール最大野党・マオイストが総理が辞めない限り続けると行っているバンダ。
農村部から大挙して人々がやってきて町を練り歩き、道路を封鎖してます。
マオは村の人々が多いのです。村の暮らしは大変です。
そこにマオイストがやってきて、村人にレクチャーするのです。
これは今のこの体制が悪いんだ、もっといい暮らしをするために、と。
たくさんの情報を持たない村人にしてみたら、マオのいうことはもっともに聞こえるのです。
というわけで、バンダ4日目の朝を迎えました。
いつものようにすがすがしい朝ですが、車、バイクの音がしないとこからすると、
今日もバンダは続くようです・・・。
ふむ、困ったぞな

と、困ってない感じの二人。
こちらは私が今絶大な信頼を寄せているゴーパール・ダーイーとアショク・ダーイー。

&渋い男前のマスタルジー(ジーは、さん、という意味です)。
両方ともやらせのようなスナップですなぁ。違いますけど。
この日はこんな風に5月頭に出すサンプルの出来具合、進行状況などを話し合い、
しかし、明日から本格的にバンダらしいし(この時点で店は閉まり始めていた)、
どうすっぺ、マジ困るし〜、などと言ってたわけです。
で、バンダ突入。
冬物のサンプル、夏物の発送、今月は予定がてんこ盛りでしたが、
予定は未定になってしまいました。
さて、どうしたもんかね・・・。
つづく。