ダサイン放浪記そのいち

秋の大祭、ダサイン。
このお祭は10日間(うち6日間が祝日)。
初日に大麦をまいた皿やつぼを家の神聖な場所に置き、10日目に伸びた新芽を抜いて、女神ドゥルガーの恵みとして髪に飾ります。
収穫祭、豊年祭としての意味合いも強いのではないかと思いますが、日本の盆と正月とGWをひっくるめたようなお祭で、みんな実家に帰ってこの10日目を迎えます。
9日目には家々で山羊を屠り、戦いの女神ドゥルガーの勝利を祝います。
10日目は家族が集まり、その家の長老よりティカを受け、朝から肉を食べます。
ちなみにドゥルガーさんとはこんな感じのお方です。

破壊と創造の神、シヴァの奥様です・・・。
下に踏んづけられてる魔王を倒し、この勝利を祝うのがダサイン。
とにかく皆実家に帰るので、カトマンズは閑散としており、お店もローカルエリアは休みがほとんど。人もいません、もちろん毎日の交通渋滞もなし!
私も日頃お世話になっている方々のお宅訪問〜。
まずは、カトマンズから車で1時間くらいのところ、カカニ。

みるみるうちに霧があがってきて一面真っ白な世界へ〜。

ティカをつけてもらい、おまけにお小遣い(お年玉のようなもんなのか?)をもらい、喜ぶ日本人女子2名。

このおでこに見える赤いのがティカ。
赤い粉を溶いてお米と混ぜおでこにくっつけます。
ティカを受ける儀式が終わったら、お待ちかねのご飯です!

私は肉が食べれないため、質素な感じになってしまいますが、みんなもりもり肉食べてました。特にここは肉料理のバラエティーで有名なネワールの一家だったので、何種類もの肉料理が出てきてましたよ。
そして、次のお宅へ〜。

私の大好きなお家です〜。
ここでも満腹の私に飲めや食えやの接待で。ありがたいですね。
しかしながら楽しいひと時で写真撮り忘れました・・・。

またまたティカを受け、麦の新芽をいただいたので髪に飾ります。
これが10日目、ダサインの出来事。
ネパールは出稼ぎも多いので、この日は本当に大切な日のようです。
外国から帰って来る人、カトマンズから村に帰る人、1年に1度家族全員が揃ってお祝いするこのお祭、きっといつまでたっても廃れることはないでしょうね。
なんたってダサインが来る1ヶ月前くらいから、みんなの気持ちは、
だってもうダサインだから。
これがネパールのこの時期の納品が遅れちゃう理由。
浮かれまくるネパール人に、仕事してよと言っても無理なのか?そうなのか?
私もこのダサイン、満喫いたしました。
放浪はまだまだ続きます・・・・・。