バンダ続行中

今日もバンダが続いております。
雨期ではないのにここのところ毎日雨も降っております。
正直、
・・・もう飽きちゃった、バンダ。
もしかして、この雨で士気も下がって(そりゃずぶぬれでは下がるだろう)
バンダの早期終結も考えられんことではないですが。
昨日の町の様子。


若者はサッカーを、
親父はテーブルゲームを、

わんたろう達はふて寝を。
今日も相変わらず怒号が聞こえてきました。
しかし、雨のせいで静かになりそうです。
電気もないしな。
本当にみんな家にこもって、テレビも見れないような状況で、
だけどこんな状況、きっと日本のニュースでは流れないんだろうなぁ。
この国には産業と呼べるものは観光くらいで、
これがもし石油産出国だったり、資源が豊富にある国だったら、
外国からの干渉もあるんでしょうがね。
もっと注目してもらいたいものだす。
それにしても、困ったな。

バンダ突入!その2

今朝起きたら見事にものもらいになっていました・・・。
うむ、薬局だけは開いてたな。
というわけで〜、バンダ5日目の朝を迎えました〜、イエイ!
ちゅうか、もうイエイ!とか言ってる場合でもなんでもないんやけど。
昨日に引き続き、バンダ情報でございます。
昼間は歩行者天国となってしまった道路でサッカー。

子供も大人も外に出て来て、ふーらふーらしております。
あてどなく皆さん歩いている様子。

あっダンボール人間みっけ!!!
その反対側、

マオイストの集会やってます。
まだまだ穏やかに事は進んでいるので、

屋台なんか出てたり。
でもその後ろには完全装備withライフルのポリスがスタンバイ。
町の辻には防御盾を持ったポリスが必ずいて、物々しい雰囲気ではあります。
夕方2時間だけ店が開いてる時間に私も食料の調達&食事をしなければ!

野菜買って(しかも今ガスを切らしているので生で食べれるもの限定)、
ご飯食べて・・・ってあれ?ベジ・フライドライスを注文したけど、

具はほんのすこ〜しのめっちゃみじん切りの人参とキャベツのみ。
ここはいつも野菜の量が多くて気に入ってたんだけど、物資不足のご様子。
そして、ここぞとばかり外に出てきてくつろぐ人々。

あんまり緊張感はなく、
逆に「バンダだね〜、どうする?どうしようもないよね」と言うネパール人の顔を見ると、
ちょっと楽しそうにも見えたりするんですが???
仕事、しなくていいもんね。
ただ今回のバンダも急激な展開も充分に考えられるわけで、前回の長期バンダの時は家から1歩も出れない状況が続いたらしいです。
撃たれるから!!!

今回はそういう事態にならないで欲しいと切に願います。
さて、本当に困りました。
どーうしようかねー。

バンダ突入!その1

この日は朝から不穏な空気でした。


・・・メーデー前日、町を練り歩くティミ(近郊の村)の人々。
ま、これは陶芸の盛んなティミのフェスティバルだったようですが、
えっっっらい長い行列でして、おかげさまでこんな渋滞。

ちょうど朝の通勤時間帯のことでございました。
何が不穏かと言いますと、
翌日5月1日メーデーより、ネパール全土強制ゼネスト・バンダに突入!
バンダ、名前は一見するとパンダのようで可愛らしいのですがなんのなんの。
ストライキです、全〜部。やってるのは公的機関のみ。
お店も交通機関も全てクローズ。
ネパール最大野党・マオイストが総理が辞めない限り続けると行っているバンダ。
農村部から大挙して人々がやってきて町を練り歩き、道路を封鎖してます。
マオは村の人々が多いのです。村の暮らしは大変です。
そこにマオイストがやってきて、村人にレクチャーするのです。
これは今のこの体制が悪いんだ、もっといい暮らしをするために、と。
たくさんの情報を持たない村人にしてみたら、マオのいうことはもっともに聞こえるのです。
というわけで、バンダ4日目の朝を迎えました。
いつものようにすがすがしい朝ですが、車、バイクの音がしないとこからすると、
今日もバンダは続くようです・・・。
ふむ、困ったぞな

と、困ってない感じの二人。
こちらは私が今絶大な信頼を寄せているゴーパール・ダーイーとアショク・ダーイー。

&渋い男前のマスタルジー(ジーは、さん、という意味です)。
両方ともやらせのようなスナップですなぁ。違いますけど。
この日はこんな風に5月頭に出すサンプルの出来具合、進行状況などを話し合い、
しかし、明日から本格的にバンダらしいし(この時点で店は閉まり始めていた)、
どうすっぺ、マジ困るし〜、などと言ってたわけです。
で、バンダ突入。
冬物のサンプル、夏物の発送、今月は予定がてんこ盛りでしたが、
予定は未定になってしまいました。
さて、どうしたもんかね・・・。
つづく。

ネパーリー イズ フリーダム

こんにちわ。
先日「色が白くなったね!どうして?」
と、ネパール人に秘訣を聞かれた私です。

こんななのに???
ま、暗いところでお会いしたからでしょう。
帽子をかぶっていても確実に日焼けしている私。
美白・・・それってどんな味???
日本に帰るのが恐いです。
昨日はチベット人から
「タシデレ〜(こんにちわ)」と挨拶され、
知らない人なので、挨拶だけ返して通り過ぎたら、
ずっと見てる・・・こっちを。手招きしてる・・・。
誰だったっけ?と思い、戻ってみると、
完全にチベッタンに間違えられてました!!
ダラムサラ(チベット亡命政府があるインドの山間部)で会ったよね〜って。
いやいや、行ったことないんよ、わし。
オレ、明日ラサに帰るから!って。
知らない人ですが、どうぞ気をつけて良い旅を。と、お別れしました。
今も通りの反対側から、さわやかに「ナマステー」って言われました。
みんな、誰と間違えとるの〜?
基本的に声をかけてくる人には挨拶を返す私ですが、
こうもツーリストプレイスじゃないところで、挨拶されると???
完全にネパール人もどきになりつつある、という事ですかね。
昨日はマンゴーを買って、

人気のラッシー屋さんで、ラッシーを飲み

これ、ヨーグルトを攪拌してるところです。
めちゃめちゃ美味いです!
今まで飲んだ中で、2番目に美味しいです!
ここのはレーズンやナッツもトッピングされていて、かなりまったりとしたお味。
行列覚悟でどうぞ!あ、夏限定ですので、お早めに!
ちなみに1番はインド・ジャイプールの超有名店です。
で、タイトルと全く関係ない話で進んできましたが、
ネパーリー イズ フリーダム!
と、オーダー先の男の子に言われました。
だからマイペースで仕事もなかなか進まないんだよね〜。とさ。
でも、自由でいるっていうのは、とっても大切なこと。
色々この国に教えてもらっている毎日です。

のんびりやろうぜ。

どうも、1週間ぶりのご無沙汰です。
タイトルとは裏腹にすったもんだと駆け回る毎日です。
きっとそんな私を見て、
のんびりやろうぜ〜。
とネパール人は思ってることでしょう。
急がば回れ、私ももっと余裕を持って仕事をしたいものです。
人間的にもっと大きくならないといかんなぁと思う次第でございます。
そんな私の撮った最近の街角スナップ。

いつも通る道にある歯医者さんの看板。
書いてあるのは、
「いい歯作りまっせ!」
この通り狭いんですが、見ての通りで。

車もバイクも人もリキシャも、しかもテーブル運んでたりして。
無法地帯・・・。
あ、一方通行じゃないんですよ。
だから大変です、きっちきちです、きっちきち。
この渋滞を抜けて、戻ってくると!

100円ショップならぬ99ルピーショップが!
100ルピーとしないところが憎いです〜。
そして暑さが厳しくなるにつれ、取引先で出してくれる飲み物が、

チヤーから冷たい飲み物に変わってきました。
この日は、絞りたてサトウキビジュース!ナイス!
街角にも生ジュース屋台が出てきました。
あ、マンゴーも出回りはじめました!
今度買ってみよう!
そして、昨日乗ったティンプーでの出来事。
発車寸前のティンプー、席がなかったので後ろの乗降口(ドアはないので、必然的に身体は外)に捕まり立ち。
するとおじさんが、中に入りなさい、落ちて明日の新聞にのったら大変だ!と。
中に入ったら入ったで、天井が低いのでまっすぐには立てません。
通路もないので隙間に中腰で立つ、といった状況です。
そこへ!目の前のギャルが、
ディーディー(姉さん)、私のひざの上に座って。
やさしい、やさしすぎる。
ぎゅうぎゅうの車内、よく荷物を持ってあげたり、他人の子供をひざにのせる光景は見かけてましたが、この外国人の私にまで・・・。
ありがたく、座らせていただき、しかもそのお姉ちゃんは、私が落ちないよう腰を抱えてくれ・・・。
でもさ、でもね、
やっぱり日本人、
そんな人様に全体重を乗せるのは申し訳ない。
私ももっとスリムだったらね〜。
結局、
エアーチェアー状態!
で、丁寧にお礼を言って降りたときには、膝がぶるぶるでしたわ〜。
いやぁでもこの優しさが、異国の地では非常に嬉しかったりします!
カトマンズ砂漠、人情編でした!
そんでまた水がなくなって4日目です・・・。
本当に砂漠なのかい、ここは?

ありがとう!!!!!








いつもはミシン仕事ですが今日は手仕事をしてくれたミシンチーム!
そしてこちらがパッキング、箱詰めを手伝ってくれた2人。




もうすぐこの荷物が日本へと旅立ちます。
今日は土曜日、週1のお休みです。
それでも来て手伝ってくれた面々です。
ありがとうございます!
だんにゃわーど!

ハッピーニューイヤー2067!

実は昨日・・・・・
新年を迎えましたー!!!ぱちぱちぱちー。
私にとっては今年2回目の新年です。
気持ちを引き締めて、もとい身体も引き締めていきたいと思います。
なんでかというと、今また言われました。
ちょっと(?)太って、ネパール人みたいだよ!いいね〜!ライク・ディス。
そんなわけで新年のお参りに〜この長い階段を上って〜

え、えぇ!!!!!!

なんだこれ〜???
なんかネクタイみたいなのしとるし・・・。
実はここ由緒ある古〜いお寺なんです。
でもなんでペイントしちゃうかな〜。と、外国人の私は思うわけです。
ねえ皆さん、どう思いますか?

そげんこつ、わし、知らんもんね〜。
日本で言えば狛犬のような存在でしょうか。
ま、それはおいといて、このお寺にまつわるお話。
昔々カトマンズは湖でした。
そこに旅の途中のマンジュシュリ(文殊菩薩)が訪れました。
マンジュシュリはこの土地の人々が湖に住む大蛇に苦しめられてるのを知って、
チョーバールという丘を切り開き水を流し、カトマンズという盆地を作りました。
そして、この大蛇を鎮めるためにこのお寺を建立しました。
だからすっごい古いお寺なのです!・・・と思います。
断言しきれないのは〜私が〜ちゃんと〜ヒアリングできてるか自信がないからでえす。(ケント・デリカット風でお願いします。アラ40のみわかりますね?)
これが全貌です!

そしてこの丘から見た景色。

今でも信じられてるこの伝説。
スワヤンブーという小高い丘からチベットへ通じる洞窟があると言われてます。
マンジュシュリーはこの洞窟を通ってチベットからインドへと帰る途中で、
このカトマンズを創ったと言われとるらしいです。
この日はきれいな夕日も拝むことが出来ました。

皆様にとってもよき1年でありますように。
遠くカトマンズからお祈りいたします。

ただいま検品中!

ひとり黙々と検品作業をしていると・・・

なにやってんの?と門番のおじさんがフラリと現れ

自ら帽子をかぶってモデルに・・・!!!

被り方、間違っとうよ・・・。
そしてご機嫌でまたどっか行っちゃいました。
この日は、こちらのヘアアクセサリーも検品。

マライカではすっかりおなじみ、エクステ風味のヘアゴムです。
今回きれいな色がたくさん入ってます。
今からフェスシーズンですね、こんなのつけてはじけるのもアリ!
男子がつけてもかっこいいので、店頭で見かけたら手にとってみて下さいね。
地味な作業が続き〜、

検品後、悪いところを職人さんに目の前で直してもらってます。
何が悪いかどこがダメなのか、
こ、これは!!!と思うものも、
でけたよ〜と笑顔で持ってこられたり。
こんがらがった紐をほどくように、ひとつひとつ理解を深めていけたらと思います。
こんな毎日を送っておるんですが、最近よく皆さんに、
太ったね!前よりいいよ!
ちょっとばかし(?)ふっくらしてるほうが、この国ではいいみたいですよ〜!
しかし私もネパールで太るってそれどういうこと!
ホント、どういうこと。
ケ〜ガルネ〜。(使えるネパール語・どうしょうもないね、みたいな)

お腹いっぱいの食事の後、5分間正座をするといいんだ!と
仲良く座るネパール人でした。

イケメン大集合???

仕事に疲れたら〜、ちょっとビールを飲みに。
皆さんにネパールの男子をご紹介〜。


よく働くレストランのボーイさん。
ディーディー(姉さん)!ビールもう1本飲む?
そして私が大好きなパンチャさん!

なんとなく小林旭に似てませんか?
私のオアシスですね。
そして〜、

仲良く写真に納まってるビカスさん&サプター。
この二人もネパール語のよい先生であります。
私はヒンディーしか話せないのですが(ヒンディーが通じる国です)、
ネパールにいるんだからネパール語を話せと特訓されてます。
しかし・・・
おばちゃんの頭はもう引き出しがなくって。
じぇんじぇん覚えられんし。
でも頑張る、言葉がわかったほうがいいに決まってるので。
とまぁこれだけでもわかっていただけたと思いますが、
(決して私が飲んだくれだとかでなく)
いろんな民族が入り乱れてる国なんですね〜。
インドの隣なのでインド人みたいな人が多いと思ってる方も多いのでは?
実際私もそう思ってましたが・・・。
こんな写真ばっかで今日のブログを終わらせたら
本当に仕事をしておるのか???と思われそうですが!

てゅーうてゅうてゅてゅ、なっつの〜おじょう〜さん〜(郁恵ちゃんですね)
これが唄えるあなた!大丈夫!私もこの年代だから!
ってそんなことはどうでもいいですが、夏にぴったりのヘンプハットです。
そして、来年の〜

カレンダーです!今年は去年より色がたくさんあるような?
夏の終わりには店頭に並ぶ予定で今準備しております!
2011年のカレンダー、新作もたくさん登場します。
まだまだ先のことですが、こうご期待!!!

夢の中へ・・・

先日のつづき。
カトマンズに戻ってきて、私を待ち受けていたのは!!!

チャン。自家製どぶろく。
を、ごちそうしてくれたラーダークリシュナさん。

この日はチャイティー・ダサインというおまつり。
右手に見える黄色い容器に入っていたチャンは3人で飲み干してしまいました!
稗などの穀物から作るチャン、ほんのり甘酸っぱくいける!!

この小高い丘の上にあるチョーバールという村、
カトマンズ市内からほんの2,30分のところです。
牛だって自分でお家に帰ります!

かっこいいお母さん!煙草片手にカードです!

そして日も暮れてきて、お寺に向かって・・・


太鼓の音とシンバルの音、人々の長い行列。
ここはどこなのか、空に向かってゆらゆらと続く灯明。

まるで幻のような・・・一夜でした。
しかし、最後にはまたまた友達の家に押しかけて

飲んどるし・・・。
最後は別のお友達のお家の、この日の祭壇。

この国の姿がまたひとつ見えた夢のような夜でした。