来ますね、2010年が。
今日は大晦日〜。
皆さんいかがお過ごしですか?
福袋のご予約はお済みですか?
毎年恒例のマライカ重くて持てない福袋!
さて今年は何が入ってるんでしょうか?
予約済みでない方、早めに行かれる事をおすすめしますよ。
寒さ真っ盛りですが、こちらでは春物準備中。
おじいちゃんが1人で作ってくれたニット生地をパーカーに〜。
メンズサイズですが、女の子が着ても可愛いです!
全8色作りました。スカート、ハーフパンツもありますよ。
あなたの行き着けのお店には何色が届くでしょうか〜?
ちなみにモデルさんは現地スタッフでーす。お似合い!!
で、先日また別の工房へ。
よう来たな。。。
と、立派な鶏がお出迎え。
ここはまたまたフェルト工房。
あらかじめ型作っていたフェルトにこの木型を入れて、
みるみるうちにブーツに変身〜。
中にお邪魔すれば、なんだか可愛いおばちゃんが
バッグにひとつづつ花の飾りを糊付け中。
フェルト商品は来秋冬に充実させたいな、
と思っているもののひとつです。
あなたのご意見が生かされるかも〜???
さあ、勇気を持って、スタッフに声をかけてみて下さい!
では、よいお年を!
ナマステ〜。
カテゴリー: 2009.12
ボーダー
中国(チベット)との国境まで行ってきました。
海に囲まれた日本から来ると、ボーダーってだけでウキウキウォッチング!
自分の足で国境を越える!
そのことにロマンを感じるのは私だけではないはず!
奥に見えるのが中国です。
そして国境は、河をはさんで右側が中国側の建物。
実際はビザがないので入ることは出来なかったのですが、
橋の真ん中までは行くことができたので、ボーダー満喫。
橋で中国側を撮ろうとしたら、えらい怒られて、
そうですよね、チベット問題なども絡むし、軍事的にも写真は駄目でした。
そんなとこまで何しにいったかといえば、
タトパニ。直訳するとホットウォーター。
に、群がるネパールメンズ。
ここが国境の手前で、ヒンドゥーの人々にとっては神聖な所らしいです。
もの凄い人で溢れてまして、もみくちゃの銭湯状態。
女性用もありましたが、めっちゃオープン!
私のナイスバディーで悩殺しかねないので、自粛。
そして、ネパール人はIDカードで中国に入れるので、一緒に行った会社の人々は、中国側でお買い物。これがメインですね!
国境ゲートの横がショッピングセンターになってるのです。
でも皆さん、口を揃えて2度と行かない!!と、憤慨しておりました。
あまりにもな中国人の態度にご立腹。
私は皆を待ってる間に峠の茶屋でお食事〜。
基本、ネパールの定食ダルバートはお代わりし放題なんですが、
ここは最初からダル(豆スープ)がうどん屋の天かす状態。
お好きにどうぞ〜。
ダルバートはご飯、ダル、サーグ(青菜)、タルカリ(野菜のおかず)、チャトニ(ピクルス?)のセットで、これにオプションで肉をつけたりします。
そんなこんなで帰途につき〜
こんなデンジャラスな道を突っ走り〜
(右側はすごい深い崖)
さ、休憩、休憩と入ったお店は
河沿いにずらりと並ぶ魚フライ屋さん。
ホント、ネパール人はよく食べます。いつもびっくりします。
ご飯なんか大盛り2杯は当たり前です!
私は毎朝聞かれます。米食ってきたか?と。
パン食べた、とか言うと、大丈夫?米食べないと元気出ないよ!
そんな訳で、いろんなとこから米を貰い、1人暮らしにしては大量の米のストックが!
毎朝、米、食べてます。
そして〜、今宵もお食事をごちそうになりました〜。
、、、停電中ですが。
マジで美味かったッス。
献立は、いろいろ豆のダル、青菜、トマトのチャトニ、絶品マッシュルーム、
デザートにキールというミルク粥。奥の白いのがそうです。
またこのキール、日本人はお米が甘いのはちょっと、と思いがちですが、
美味すぃーーーー!!!のです。
本日のはあったかく、それもまた美味。
お米とお砂糖とドライフルーツやカルダモンを入れて、ミルクで炊きます。
やっぱり家庭の食事は美味しいですね。
ごちそうさまでした。
それでは、本日もこちらでお楽しみ下さい。
国境にて。
メリークリスマス!
今日はクリスマスですね。
ここカトマンズでは、いつもと変わらぬ光景が。
魚屋さん〜。
この通りは魚屋、肉屋、洋服屋、靴屋、肉屋、洋服屋、肉屋、魚屋、みたいな〜。
正直、私にとっては恐怖のストリートでございます。
肉が怖い!!!のです。
肉屋の写真、今度頑張って撮ってきます。
ところで、ネパールではヴィクラム暦といって西暦ではないので、
おまけに国民のほとんどがヒンドゥーの人々なので、
クリスマスも年末も関係ありません。
ついでに今ネパールのカレンダーでは2066年なのです。
なんと紀元前57年から始まっているのです!
すすんでる〜。1ヶ月が29日〜32日あります。
私達のような外国人相手に仕事をしてる人は、まだ西暦の日付もすぐ出てきますが、
普通の人達はパッと出てきませんし、そもそも必要ないですもんね。
注意してないと、うっかりこのヴィクラム暦で領収書の日付を書かれてしまいます。
バイヤー泣かせですね。
でも、今日はクリスマス。
気分だけども味わおうと、手作りケーキが売りの1970年代からあるカフェに行ってみれば!何故かネパールの若者で満席。。。
で、お持ち帰りでキャロットケーキ。
、、、停電中。
最近ろうそくは1本にしてたのですが、クリスマスで特別に3本つけてみましたー!!!
贅沢した気分。うふ。
ケーキはシナモンが効いていて人参のしっとり感と絶妙なマッチング。
人気なのもうなずける。うむ。
SNOWMAN CAFE。ご案内しますよー。
そして停電ですが、今月12日にパワーカットリストが発表されまして、
地区ごとに停電の時間帯が決まりました。
今のところ1日に4時間です。
今朝お湯を浴びようとして服も脱いで蛇口をひねったら、
水、止まってましてね、ちょうど停電中。
モーターで水を汲み上げるので、電気がないとそれも出来ず。
しょうがないのでまた服着ました。
せっかくチンチンにお湯沸かしたのに!
(これを薄めながら浴びるのです)
ネパール生活はタフでなければ、やってられませんぜ〜。
ネパールウルルン滞在記(そのに)
はぁ〜、可愛い。
子牛フリークの皆さん!お待たせしました!!!!
えっ?私だけ?
ま、よかっぺ、よかっぺ。
牛、かわいい。。。
つぶらな瞳がかわいすぎです。
昨日に引き続き、ミラさんのご実家の子牛ちゃんです。
畑もあって牛も飼ってて、最高じゃないですかー?
この子牛ちゃんのお母さんのミルクを1日2回、
朝と晩に絞りにいくのが、お父さんの仕事。
お父さんのかぶっている帽子、ネパールの伝統的な帽子です。
ダカという織物で作ってます。
この生地を使ったお洋服が、店頭に並ぶかな〜?
浅草橋店では切り売りしてますので、興味のある方は是非!
お父さん、朝のお勤め。
お家にある祭壇です。プジャは1時間以上。
本当に素敵なご家族で、夜は停電のなか、皆で歌をうたい、
、、、私もお約束のように、踊らされましたけどね。
これからインド、ネパール方面にホームステイを考えていらっしゃる方へ。
必ずといっていいほど、ダンスもしくは歌を強要されます。
ひとつ得意なものがあるといいですね。
インドの夜行バスや列車の車内で唄わされたこともあり。
ここは日本人代表として、ビッと決めねばね!
そして今回私が
ほ、欲すぅい〜〜〜〜!と思ったのがコチラ!
簡易かまど。
これは便利!今ならもれなくこちらの包丁もプレゼント!
いやー、よく手を切らないなあと思います。
唐辛子のみじん切り中。
なに、まだ足らない?
えーい、そしたらもひとつおまけをつけちゃうぞ!
牛糞。よい燃料になります!
牛は草しか食べないので、糞もよく燃えるのです。
壁にぺたぺた貼って乾かしているのですが、匂いはありません。
遠くにヒマラヤを眺め、自分の作った野菜を食べ、山から流れてくるおいしい水を飲み、
家の仕事をこなし、毎日を穏やかに過ごす。
今回のミス・ネパール(2人の子持ち)に決定!
余談ですが、帰る日がストライキでバスがなく、諸々の都合で、
1人山から2時間ちょいかけて、カトマンズに歩いて帰って来ましたとさ。
やーねー、強制ストライキ。明日もなのよー。
ネパールウルルン滞在期(そのいち)
お食い初め、にお呼ばれして行ってきました。
ミラさんのご実家。
とっても素敵なところでした。
朝靄がかかるタウダハポカリ(ポカリはネパール語で池や湖)
そして、その日の主役、
玉のような赤ちゃんとはまさにこのこと!
6ヶ月で行うそうです。日本はどうだったっけ?
それにしても、このエクステ付帽子。。。
どうなん???
この大イベントのため、朝から仕込みます!
自分ん家で取れたカリフラワー。
50人分は仕込んだかな。
おいしーい食事も出来上がり、
続々と来るお客さんに振る舞います。
ネパールって豊かだな、と思った1日でした。
ご飯がお腹いっぱい食べれれば、あくせく働く理由もなし。
ネパール人は食べて、チャー飲んで、寝て、だからね〜、
とネパール人が言ってました。
そんなネパール人相手に、やれ納品日を守れだ、色が違うだ、寸法が違うだ、
色々言っても、なんねそれは、なんでそんな小さいこと気にするだ?
てなもんで。。。
土台が違う。。。
でも、小学生男子がお調子者なのは万国共通のようで。。。
つづく。
ネトル、知りませんでした。
そんなに大変な、時間のかかる、全て手作業の、
手の込んだ仕事、だったなんて。
ネトルという素材、ご存知ですか?
今マライカには、ショールがあると思うのですが。
イラクサ。ヘンプよりも糸が細く、軟らかい感じのものです。
今日は探し物をしに、そのネトル(イラクサ)のショウルームへ。
笑顔の素敵なオーナーさん。
ライという民族で東ネパールの方でした。
このオーナーの出身の村、その近くの山村で、このネトルは作られています。
一番右がまだ紡いでない状態。真ん中が紡いだ糸。左がヘンプ。
なんとこの村まで、飛行機使っても3日間!
そして、村々にコレ作ってねと言って回るのに1ヶ月!!
なんでも山に点在しているので、それぞれ集落を訪ねるのに、
それだけの時間がかかるらしい。徒歩ですし。
この草を刈って、水につけたり干したりしたものを、
今度は土に埋め、繊維を柔らかくして、紡いで、織って。
この工程、鎌から始まりはた織りまで、全部、人の手によるものです。
こんなに価値のあるものだったのか、と。
その価格にも納得です。
マライカの通常プライスでいえば、ちょっと高めかな。
もしマライカに行って、
ストールがあれば、是非手にとってみて下さい。
その帰り道、
ものすごい生命溢れる菩提樹に出会いました。
祠を飲み込んで成長してるんです!
日本でいうご神木ですよね。
そのご神木にお供えのお花を
むっしゃむっしゃ。
そして、今日笑ったのが
わかりにくいですが、バス(ハイエース)の車掌さんが、
乗り切れずに車外にはみ出してるところ。
どんどんどんどん乗せてって車内は大変なことに!
ピーク時には30人に!!!ハイエースなのに!!!
ヒマラヤ・ロック・フェスティバル!
なーんてね。
昨晩行われたのは、
STOP MELTING LIFE.SAVE THE HIMALAYA と銘打ったフリーライヴ。
夕闇の中で始まりました。
新しいネパールを創ろう!と集まったボランティアのスタッフと
ネパールで大人気のバンド、ムクティ&リヴァイヴァル。
まだ他にも出たのですが、このバンドが出てきた時の歓声!
ロックといっても、ネパール語だし、なんだかちょっぴり演歌ふう。
でもでも、ヤングな男の子達はここぞとばかりに吼えまくり、
停電を迎えたその瞬間、
、、、か・い・か・ん(薬師丸ひろ子でお願いします)。
絶頂を迎えておりました。
ストップ地球温暖化、ヒマラヤを救え!というスローガンのもとでしたが、
今たくさんの問題を抱えているこの国の現状を変えていかなければ、
という熱いメッセージもステージから発せられておりました。
ホント、変えなければね。
そして、本日またしてもアクシデント発生!
春物衣料製作中、裏地をもうちょっとソフトにしようと洗ってみることに。
この時点で、すでにスカートは出来上がっておりました。
今からパーカーとパンツを作る時で、スカートはもういいので、
これだけでもソフトにしましょう、と。
ぎゃびーん!!!!!
色がー、色がー、すごい出るー!
というわけで、お洗濯。
絞って〜、
干して〜
私の手も地球外生物みたく緑色に。
明日は、スカートの裏地(全部取ってもらいました。)をお洗濯。
もちろん手洗いよ〜。
あー、マシン欲しい。
ネパールの日常
ここのところ、停電時間が長くなってきてるようです。
夕方や夜に3時間ほど。朝もあります。
1週間分のろうそく代が野菜代よりかかります。
、、、どないなっとんや。
と、この国を憂う親父達 IN 一杯飲み屋。
いやホントにこの時は、息子が1週間後にマレーシアに出稼ぎに行く、という話から、
今の政治に対する不満などを。。。
そんな親父達ですが、昼間は
縫ってます!
がむしゃらに!ひたむきに!高校球児のように!
、、、ちょっと言いすぎました。
ところで皆さん、写真を見てアレッ?と思いませんでしたか?
おっ、そうです!(誰に言ってるんだ、とか突っ込まないで。)
全員メンズ!
なんとなく、縫い子さんって女の人が多い気がしませんか?
でも、インド、ネパールでは縫い子さんは(私の知る限り)男性です。
カーストもあるでしょうね。
おじさん、お兄さんの手によって、春の新作製作中〜。
あなたの手元にあのイケメンの。。。
そして、まだ夜がイケてた頃の
賑わうインドラ・チョーク。
も、ほんと人多すぎです。
正月の宇佐神宮かっ(ローカルですが)!
でも、電気が煌々と照って素敵ですー。
、、停電、これから冬の時期はもっと長くなるそうです。
私、わかりました。ここに来てひとつ。
ミシン、動かんもんねー。仕事、出来んよねー。
遅れた言い訳。
ここまで見透かして仕事を進めねばならぬのか、この国は。
そして、頻繁に行われる強制ストライキ。
シャッターの閉まった店の前は青空商店がオープンしておりました。
そして、今日のご紹介は
モモ。蒸し餃子のような。辛いタレをつけて食べます。
もちろん美味しいです!
染色マスター
今日はちょっとお尋ねがあったので、染物工房へ。
、、、ちゅーって。
失礼致しました。
彼こそが染物一筋20年!の職人さんです。
しかしホント、ネパールの工房はどこも少人数です。
今日はもう1件、ニットの工房にお伺いしたのですが、
なんと、おじいちゃん1人で機械で作ってました!
びっくりです。
あんな可愛い色使いのニットを、このおじいちゃんが、、、。
ふふふ、気になりますよね〜。
形になったら紹介しますね〜。お楽しみに〜。
で、染物屋さんもがんがんに染めてます。
2回工程でよく洗い、
また2回工程で染めあげます。
うわっちっち、熱湯風呂ならぬ熱湯釜です。
プロならではです。さすがです。
こんなまっさらな糸が
こんなにきれいに染まっています。
そして、この糸からまた生地を織っていきます。
マスター(最初のおじさんですね)、
やれば出来るんだからさ、頑張ろうぜ!
とは言っても、マスター、切羽詰まった感は全然かもしださーぬ。
ある意味、そこがこの国の人達のすごいところだと思います。
だってね、、、、ちゅーって。
はい、今日も最後にお待ちかねの!
街角グルメ〜。
インド料理屋でおなじみのサモサ。
ネパールでは、これを潰し、
スープとトッピングの野菜をぶっかけていただきまーす。
正直、衛生的にはかなり問題ありだと思いますが、
早い、安い、美味いと3拍子揃ったネパールのファストフードです!
屋台、ばんざーい!
世界の車窓から(ホントは飛行機)
本日、かなりオタクな内容となっております。
ご了承下さいませ。
今日はまだ夜も明けないうちからいそいそと、
どこへ行ったかと言いますと、あ、言いますと!
いや〜興奮しました。
2枚目の写真、雲をたなびかせている山こそが、
サーガル・マータ!!!またの名を、Mt・エヴェレスト!!!
TOP OF THE WOLRD!地球上で一番天空に近い頂!
そのお姿を拝められただけで、、、、
わし、失神しそう。(登りはせんが雪山オタク)
ヒマラヤは許可証を取れば、誰でも登山ができます。
でも、中には何人たりとも入山禁止の聖なる山があります。
今日見えた山、ゴリ・シャンカールもそのひとつ。
ご存知の方も多いと思いますが、シャンカールはシヴァのことですね。
シヴァは今も生きていて、ヒマラヤで修行をしていると言われています。
こんな雲海の上で
そりゃ、絶対おるやろー、どっかでヨーガしよるやろー!
と、思いたくなる神々しい風景。
こんな自然の懐にヒンドゥーや仏教が生まれるのは納得。うんうん。
そして、雪山が途切れたここが
チベット・ラサへ通じる道だそうです。
遥か向こうの大地はチベット、ふぅ〜。
古くから交易路として使われてたんでしょうね。
そこで、宗教が混ざり合い、今のネパールに見られる、ヒンドゥーも仏教もミックスしたスタイルが出来たのでしょうか。
とにかくですね、皆さん、こんな山ばっかなとこからですね、
何日も何ヶ月もかけて、やっと日本にたどり着いた、ネパール製品を、
どうぞ、可愛がってやってくださいまし。
こんなお姉さんも発送のお手伝いをしてくれてまーす!
鳩を捕まえてご満悦のサヴィットリーさんでした!