ダサイン放浪記そのよん:ラグジュアリー編

チトワンはず〜っと平原が続いていて、インドを思い出しなつかしい気分に・・・。

貸し自転車で村方面へ。
川で釣りをしている人がいたり。

集落に入っていくと、おいでおいで〜。



ここタライ平原(チトワンもその中にあります)に住む人々は、タルー民族が多く、山の民とはまた違った顔つき、文化です。
気候もカトマンでは朝晩寒いくらいだったのに、チトワンでは汗かきまくり、ついでにビール飲みまくり。
ドライなカトマン(冬のカトマンは本当に乾きまくりです!唇のひび割れに注意!)、モイスチャーなチトワン。
いやぁ、しっとりさせてもらいました!
村の中でみんなが集まって、巨大ブランコ!

すごくないですか?
これほぼ180度ですよ!
ブランコをどこまで高くこげるかで、もてたりしちゃうんだろうな〜。
女の子の目はキラキラです!
こいでる男の子の顔は真っ赤です!
これだけ高くまでいくには、そうとう踏ん張りがいるようで。
あ、ちなみにこのブランコ、地面を掘って土台を立ててるわけでもなく、
竹を組みあわせてるだけです、かなりしなります〜。

なんだかんだとアクティブに動き回り、夕日を眺め、あっという間に2泊3日終了!
前日に日程、どこに行く?などを決め、お得意の行き当たりばったりでしたが!
お友達のAちゃんに到っては、
私、タライに住む!タルーと結婚する!」
と、断言しております・・・。
本当にいいよ〜、チトワン。
ネパールは山だけじゃないよ〜。

ダサイン放浪記そのさん:ラグジュアリー編

たまにはいいよね!
ということで、2泊3日でチトワンナショナルパークへ!


カトマンズでは見れない川向こうに沈むサンセットを眺めながらビール飲んで〜。
さいこー!!かいほー!!
ここはカトマンズからバスで5時間くらいのところ。
どちらかといえばインドに近いカルチャーです。
でも、ここからもヒマラヤが見えました!
チトワンは動物保護区です。
私たちも象に乗ってジャングル探検です。


犀、鹿、孔雀、見ました!
カヌーにも乗って〜。



本当に贅沢しちゃいました!
1年間のご褒美です。
そして放浪記はまだまだ続きま〜す。

ダサイン放浪記そのに

ダサインの家庭訪問はまだ続きます〜。

この日はカトマンズからやはり1時間くらいでしょうか、
田んぼが広がるのどかな風景の村まで〜。

今日のお宅訪問はこちら!とっても素敵なお家です!

みんな勢ぞろいでパシャリ!

ティカをつけてもらって、お食事です!
うきうき、今日は何かな〜???

皆さんは肉と青菜とチウラー(干し米)、私は野菜とチウラー。
で、これ食べてしばらく子供やばあちゃんと遊んでいたら・・・
「ご飯食べるよね?」
「えっ?さっき食べたやん。」
「さっきのはカジャ(おやつ)やけん。ご飯食べよ。
この間約1時間・・・。

出てきたのは、先程のおかずとスープ2種、チウラーが米に変わっただけやん!
皆はさっき肉だったので、また改めてこの野菜のおかずでご飯をもりもり食べてらっしゃいました・・・。
すごいー。
近所を散策していたら、巨大ブランコ発見!

このブランコ、ダサイン、次にくる祭りティハールまでの期間限定で、いたるところで見かけます。
あまり出歩かない祭りなので、こうやって町内に作って楽しむそうです。
私も乗ってみましたが、かなり高いとこまでいくのでわりとスリルあり。
ここの村、カトマンズから近いのにとってもきれいなところでした。
革商品をオーダーしている方のお宅なんですが、ここから毎日通勤してるそう。
空気がきれいだからここがいいんだ!とおっしゃってました。
うんうん、それはそうだよね〜。
そしてこの後は・・・
いつも私を悩ませるアショクのおじさんの工場へ。

仕事もついでやっちゃって、ビールで乾杯!となりこの日は終了〜。
アショクダイ!今日もサンプル出来なかったね・・・。
せっかく作ったのにサイズ違うとか言われて、やり直しさせられて、
明日は出来てるかな?
頼みますぜい〜!!!
放浪記はまだ続きます〜。

ダサイン放浪記そのいち

秋の大祭、ダサイン。
このお祭は10日間(うち6日間が祝日)。
初日に大麦をまいた皿やつぼを家の神聖な場所に置き、10日目に伸びた新芽を抜いて、女神ドゥルガーの恵みとして髪に飾ります。
収穫祭、豊年祭としての意味合いも強いのではないかと思いますが、日本の盆と正月とGWをひっくるめたようなお祭で、みんな実家に帰ってこの10日目を迎えます。
9日目には家々で山羊を屠り、戦いの女神ドゥルガーの勝利を祝います。
10日目は家族が集まり、その家の長老よりティカを受け、朝から肉を食べます。
ちなみにドゥルガーさんとはこんな感じのお方です。

破壊と創造の神、シヴァの奥様です・・・。
下に踏んづけられてる魔王を倒し、この勝利を祝うのがダサイン。
とにかく皆実家に帰るので、カトマンズは閑散としており、お店もローカルエリアは休みがほとんど。人もいません、もちろん毎日の交通渋滞もなし!
私も日頃お世話になっている方々のお宅訪問〜。
まずは、カトマンズから車で1時間くらいのところ、カカニ。

みるみるうちに霧があがってきて一面真っ白な世界へ〜。

ティカをつけてもらい、おまけにお小遣い(お年玉のようなもんなのか?)をもらい、喜ぶ日本人女子2名。

このおでこに見える赤いのがティカ。
赤い粉を溶いてお米と混ぜおでこにくっつけます。
ティカを受ける儀式が終わったら、お待ちかねのご飯です!

私は肉が食べれないため、質素な感じになってしまいますが、みんなもりもり肉食べてました。特にここは肉料理のバラエティーで有名なネワールの一家だったので、何種類もの肉料理が出てきてましたよ。
そして、次のお宅へ〜。

私の大好きなお家です〜。
ここでも満腹の私に飲めや食えやの接待で。ありがたいですね。
しかしながら楽しいひと時で写真撮り忘れました・・・。

またまたティカを受け、麦の新芽をいただいたので髪に飾ります。
これが10日目、ダサインの出来事。
ネパールは出稼ぎも多いので、この日は本当に大切な日のようです。
外国から帰って来る人、カトマンズから村に帰る人、1年に1度家族全員が揃ってお祝いするこのお祭、きっといつまでたっても廃れることはないでしょうね。
なんたってダサインが来る1ヶ月前くらいから、みんなの気持ちは、
だってもうダサインだから。
これがネパールのこの時期の納品が遅れちゃう理由。
浮かれまくるネパール人に、仕事してよと言っても無理なのか?そうなのか?
私もこのダサイン、満喫いたしました。
放浪はまだまだ続きます・・・・・。

祭りが始まったぜ。

ネパール最大の秋のお祭、ダサインが始まったようです。
お祭の前日、いつもの道から太鼓の音が・・・

ネワールの人達の独自のものだったようですが、
町内会のような集まりでしょうか、老いも若きも参加者は全て男子のみ。

この長い竿を頭上でくるりと一回転させることに意味があるようです。
そして人間ピラミッドの上に男の子が上がって、くるり。
この後もかわるがわる男子の手に周り、くるり。
サービスショットのイケメンもどうぞ〜。


博多山笠を思い出すワタクシ。
祭りに全てをかける男衆。
「ダサインがあるけん、カトマンたい!!」
(「山笠があるけん、博多たい!!」)
みたいな感じで〜。
この日ばかりは、じいちゃんも茶髪も刺青マンも子供も、み〜んな神様に向かって祀ってる。長老のいうことを聞き、手順に従って、延々と祭りは続いておりました。
まだまだダサインは続きます。
皆さん、田舎に帰ってダサインを迎えるようです。
私たちの盆正月みたいなもんですかね。
続報入り次第、報告したいと思います!
昨日は、日本とネパールの草の根共同企画、エコ・マーケットなるものがあり


ちっまっきっ!あ、そっれ、ちっまっきっ!!
もち米最高〜!やっぱ日本人は餅です〜!もち万歳!
日本酒もありましたが、仕事中の為断念(号泣)!
こんなことなら今日休みにしとくんだったと本気で後悔しましたよ・・・。
お酒・・・、私の大好物・・・。しくしく。
でも今は祭り前の最後の追い込みで(14日から5日間公休になります)、
出荷準備に追われているので、のんびりしとる場合でなかった!
朝もはよから人ん家に上がり込み検品し、
終わって出してくれた軽食の、この揚げパンがまた美味しい。

いつもありがとうございま〜す!

ミス・ネパールチーム!

昨日またしても大渋滞が起こってるので、その先を見てみると

コンクリ車が道をふさいでおります。
人力で動かしてます・・・。

ひたすら待つ皆さん。
毎日繰り返される光景ですが、道が狭いんですよね。
でも区画整理なんてできないだろうな〜。
う〜む。
あ、さて、
もうすぐ入荷予定のこちらの毛皮ちゃん。

ちょっと大人な感じのお財布です。
あわせて小銭入れサイズ、バッグも入荷します!
中もしっかりした作りになってます。

作ってくれているのは、こちらの美人さんたち。



ホント、みんなきれいですよね〜。
しかし、ミシンに頬杖ついて、アンニュイなのはどうして???
この小さな工房から全国のマライカに届けられる商品が作られてます。
ひとつひとつ手作りなので、多少のずれなんかはあると思いますが、
そこがまたハンドメイドな感じで、いいじゃないですか!?
しかも、こんなミス・ネパールクラスのビューティホー軍団が作っているのですから!
もうすぐ発送できると思います。
どうぞ、お楽しみに!

凧揚げの季節です。
流しの凧売りさんです。
この時期、空を見上げるとたくさんの凧が見れますよ!

ランチボックス!

ネパールではだいたいどこも持ち帰り用パッキングをしてくれますが、おとつい、昨日と2連チャンでテイクアウトしたとここはなんとボックスに入れてくれま〜す。

ふたを開けると〜、

ちゃんと汁物用の容器が入ってます!

この日はプリバジ。揚げパンとひよこ豆のカリーです。
非常にボリューミーでございました。
またこの豆が美味しいんですよね〜。
翌日は〜、

またしても、モモ!!!
どんだけ好きなんでしょうか、私。
間違いなく美味しいです!
毎日食べても飽きません。
1日1食はラーメン食べとかな!という男子並みですね〜。
お昼を食べて、次の工場に移動しまぁす。

この前糸をぐるぐるしてる写真を載せましたが、試行錯誤の結果、ようやく完成!
このパーツを使って、これまた超キュートなお洋服を作ります。

サンプルをやり直しさせられるも、素敵な笑顔です!

ブレブレですが、マスタルジー。
布をカットしてるとこですね。ガキ大将みたいな笑顔です!
さぁて、この時すでに日は落ちていたので・・・
今日行ったら出来上がってるかな〜???
楽しみです!

春物準備開始〜!

日本も秋風が気持ちいい季節になってきたようですね。
こちらもようやく雨期が終り、日中の日差しはきついものの朝晩は冷えるようになってきました。
店頭にも秋冬物が続々と入荷中なのではないでしょうか?

この手袋(黒もあり)、少量入荷ですので気になる方はお店に急げ〜!
今年のニット小物はなかなか可愛いと思われます〜。
そんでもって現場ではもう来シーズンの準備が始まっております。
生地を探しに路地を抜けて〜、


さて〜、この生地が何になるのでしょうか?
私も楽しみです〜、サンプルが超可愛かったので〜。

こちらは、ニットのプロ!のお母さん。
この日も目の前で色の組み合わせのサンプルをささっと編んでくれました。
ネパールに来て、本当に出会えてよかったなと思える業者さんです。
これからもよろしくお願いしますね〜、お母さん&お父さん!

お次は、今1番の難問に取り組んでいる工場で、その難問にまさに取り掛かっているところ。
パーツに糸をぐるぐる巻いて仕上げるですが、このパーツの素材が私達の頭を悩ませておるのですよ、奥さん!!!
でもこれさえクリアすれば、またまた可愛いお洋服が誕生で〜す。

で、来期の目玉がコレ!
・・・でなくて、町中で売られてたんですけど、水着?セクシー・ウェア?
需要があるから売られとるんでしょうが、カトマンズ女子もなかなか鋭いところをいってるようですな。
昨日はチベット人に間違えられ(前と同じ人に)、
ティンプーに乗っていれば「これ、どこそこ行く?」と尋ねられ、
一体私はどこに行こうとしておるのでしょうか・・・・。

ねぇ、ブッダさん?

帰り道のすわやんぶー

先日、検品をした帰り道、近くだからと寄ってみました、
世界遺産 スワヤンブー・ナート。
この日は運悪く?運良く?停電で、
高い丘の上にある見る風景はこんな感じ。

いつもはライトアップされているネパール最古と言われる寺院。
その前に鎮座するは、おなじみヴァジュラ(ドルヂェ)。

どど〜ん!!!
巨大です。
このヴァジュラ、煩悩を打ち砕き、仏の智慧を象徴する、チベット仏教、密教でも使われる仏具です。
もとはインド神話に出てくるインドラ(帝釈天)の武器だったようです。
マライカでお見かけになっている方も多いのではないですか?
小さいものはペンダントトップに使ったりもできますよね。
身に着けるとなんだかパワーがもらえそうな・・・。
そして、はためく5色の旗タルチョー、もう直ぐ入荷します!
またご紹介させていただきますね。
カトマンズの成り立ちを以前ご紹介しましたが、
それを象徴する寺院がこのスワヤンブーナートなのです。
文殊菩薩が湖を切り開いてカトマンズ盆地が出現し、
小高い丘となったここスワヤンブーに(もう皆さんお分かりでしょうが、すわやんぶーは地名です)、文殊菩薩は寺院(仏塔)を建立します。
大日如来が生まれ変わって、ゴーダマ・シッダールタ(ブッダ)となるわけですが、この大日如来は、湖(現在のカトマンズ)にある島の蓮華から姿を現したといわれています。
その島が、スワヤンブー。
そしてここからチベットへ続く洞窟があると言われています。
ヒンドゥーも仏教もミックスしたような独特の世界がここにはあります。
同じ仏教でも、チベット仏教、ネパールの文化を築き上げてきたネワールの中の1民族、サッキャの仏教。
基本ネワールはヒンドゥーで、このネワールがまた独自のカレンダーを持っている人達なのですが、その中にあってサッキャはまた違う文化を持っているそうです。
多民族国家・ネパール。
今まで知らなかったこと、ここに来て色んな目を開かせてくれたように思います。
本当に色んな意味で・・・。
ありがとうございます。
おぉ。今日はオレらしくないブログになってしもうた・・・。
近況報告:やたら道を尋ねられたり(ネパーリーに)、爽やかにハローと外国人ツーリストに挨拶されたりと、もしかしてカトマンで密かに私は人気なのではないか!?
なんてな、そんな毎日です。
おまけ。


今が旬のグアバです。
取引先の庭に生えている木からもいでいただきました。
おいち。

もうすぐ到着!?

そろそろ朝晩は秋の気配を感じるようになってきましたか?
ここカトマンズは、雨期終焉に見せかけて毎日どんよりしたお天気です。
あさて、気の早いマライカファンの皆様は、来年のカレンダーを心待ちにしてらっしゃるのではないでしょうか??
私もお店に立っている時は、毎年このカレンダーを楽しみにしていました。
そして、お客さんの「まだカレンダー出ないんですか?」の声に始まり、年末には「えぇ!!あのカレンダーもう売り切れたの?」という嬉しい声を聞いてました。
そこで〜、来週到着予定となっておりますカレンダーを、
ここで少しだけご紹介したいと思いまぁす!
まず、この建物の一角で・・・

私達マライカのカレンダーは作られています。


1枚1枚チェックしてもらって。

1枚1枚1色ごとに刷っていきます。

見てください!この曼荼羅のような緻密な柄を!!!
今年はこの神様カレンダーもよい出来になっております。
これがもとの版で、先程のように1色ずつ色を重ねながら刷っていくのですね。
なので8色あればその1ページに8回の色の工程を。
当然時間もかかります、しかも人力です。
まず日本でデザインされた図案をこちらの職人さんにトレースしてもらい、
ここは1センチ下にとか、間隔をもう少し広げてとか、修正しながら色をつけ、
日本にいる我が精鋭デザイナー軍団にOKをもらってようやくプリント。
皆さん!お疲れ様でした!!!
今年は大変よい感じだと思うとります。
ん?手前味噌かしら。
いやいやそんなことはない!
本当に素敵なカレンダーが並びます。
秋風を感じたら、ぜひマライカに行ってみてください。
きっとお気に入りの1枚が見つかると思います。
あぁ、皆さんの喜ぶ顔が見たい・・・。
販売スタッフはお客さんのそんなお顔を拝見するのが、何よりの楽しみなのです!
ぜひぜひ、このオールハンドメイドなカレンダー、手に取ってみてくださいね!
そして、昨日。
ミシンのプージャ、ビシュワカルマ・プージャが行われました。
3時に来てね、と言われておりましたが、仕事がたてこんでおり、
おまけにすごい渋滞で着いたのが4時すぎ。
でも、時間にルーズなネパールのことだから、まだやってるかなと思い、工場へ出向くと!!!
終わってた・・・・・・・・・・どよ〜ん。
なんでこんな時だけは時間通りなんやねんっ!


仕方ないので、終了後の写真。
入り口には可愛い飾りつけ。
ミシンにはお供物が。
1年間、ご苦労様でした。
また新しい1年も頑張ろうね。って言ってるようで、なんだか微笑ましい。
私もプラサードのお菓子をもらって、次へ急ぎましたとさ。
ではでは、カレンダー、お楽しみに〜!!!